自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ!

【使いこなし編】第74回

Fire TV StickにPrimeビデオの子ども用プロフィールを紐付け

 使いこなし編では、自宅Wi-Fiの電波状況を良くする方法を解説しているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行から自宅で過ごす時間が増え、僚誌AV Watchの2020年7月14日付記事『有料の動画配信サービス利用率はAmazonが突出。外出自粛で動画視聴大幅増』にもある通り、ネットで自由に映画や番組を楽しめるVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスが人気を集めている。

 そこで、在宅時間の増加から人気のAmazon「Fire TV Stick」を解説している。パッケージには取説が入っていないので、知らないとちょっとハマる部分もある。前半の解説で、Fire TV Stickを5GHz帯の自宅Wi-Fiに接続できている。これからセットアップする人は、そちらから読みはじめてもらいたい。

 前回は、アップデートされたFire TV Stickの新メニューを紹介した。その中でも同時に追加された機能として、前回少し触れたプロフィール機能と、Primeビデオの子ども用プロフィール機能について紹介しよう。

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新メニューのプロフィール機能に、Primeビデオの子ども用プロフィールを紐付けできる

 プロフィールは、複数人の家族で1台のFire TV Stickを使い回すときに便利な機能だ。ただし、パスワードによる保護や、ペアレンタルコントロールの機能はないので注意が必要だ。プロフィールは6つまで追加できる。

 プロフィールを設定することでメインメニューのアプリとチャンネルを個別に持てるほか、ウォッチリスト、視聴履歴、おすすめ、途中まで視聴した状況もパーソナライズされる。

 Amazonアカウント自体は1つを共有するので、アプリのサブスクリプションやレンタルなどは、プロフィール同士で全て共通となる。例えば、PrimeビデオやNetflixを視聴できる状態なら、全てのプロフィールで見ることができる。

Fire TV Stickの新メニューでは、電源オンやスリープ解除でプロフィールの選択画面が表示される。[プロフィールを追加]から新たなプロフィールの追加ができるが、ここではちょっと待っておこう

 Fire TV StickとPrimeビデオのプロフィールは、現状ではまだ相互に紐付けされておらず、Fire TV Stickでプロフィールを作成してもPrimeビデオには表示されない。そのため、Fire TV Stickではプロフィールを作らず、先にPrimeビデオでプロフィールを作り、これをFire TV Stickで読み込ませると、双方で連携して使えるようになる。

「Primeビデオ」アプリを起動させよう。プロフィールアイコンから[プロフィールを切り替え]を選ぶ
[新規]から新しいプロフィールを作成する
プロフィールの名前を入力し、保存[*1]する

[*1]……子どものプロフィールを作成するときは、「お子様のプロフィールですか?」にチェックマークを付けるが、そうするとPrimeビデオだけでしか使えなくなり、Fire TV Stickのプロフィールとしては読み込めなくなる

Fire TV Stickのホーム画面に戻り、プロフィール選択画面で[プロフィールを追加]を選択
作成したPrimeビデオのプロフィールを読み込むことができる
子ども用プロフィールは読み込むことができない
プロフィールの追加時には、[プロフィールのアイコン]で画像を追加できる
Primeビデオアプリの[プロフィールを切り替え]画面。先にPrimeビデオで作成してから登録したプロフィールは相互に紐付けられる
「あい」のプロフィールを選んだ場合のホーム画面。プロフィールにはパスワードを設定できないので、プライバシーに注意
「しゅん」のプロフィールに切り替えると、ホームに表示されるアプリやコンテンツが変わる。表示順も自由に変更できる

子ども用のプロフィールで、成人向けコンテンツやアプリの利用をPINで制限

 Primeビデオでは、子ども用のプロフィールを作成できる。これを使えば、Primeビデオに子ども向けコンテンツだけを表示可能だ。先述の通り、先にPrimeビデオで作成したプロフィールであれば、Fire TV Stickのプロフィールとして読み込むことができ、子ども向けのコンテンツをホーム画面に表示できる。

Primeビデオアプリで「お子様のプロフィールですか?」にチェックを入れてプロフィールを作成
ホーム画面が子ども向けの表示になる。選べるメニューもかなり少ない

 ただし、このままでは、Fire TV Stickのホーム画面から成人向けコンテンツを購入できてしまうので、PINで制御するように設定をしておこう。

[設定]画面の[アカウントとプロフィールの設定]から[機能制限]を選ぶ
[成人向けコンテンツの設定]の[機能制限]が[オフ]になっているので選択する
PINの入力画面になるので、確認も含め2回入力する
機能制限の設定ができるようになる。[商品購入をPINで保護]はオンにしておこう
続いて[成人向けコンテンツの設定]で、[成人向けコンテンツの制限]と[セッションのタイム]をオンにしておく
[視聴制限]では、年齢に応じた制限が掛けられる。チェックマークだと許可、鍵マークだと制限となる
Fire TV Stickのホーム画面で、有料のものや視聴制限のあるコンテンツの再生を試みると、「視聴制限が適用されます」と表示される
再生ボタンを押すと、PIN入力が促されるようになる。間違いのの回数制限はないので注意

 制限されたプロフィールの自由度がもう少し高ければ子ども向けにも使いやすいが、現状ではPINで保護するしかない。Primeビデオ以外のアプリは、アプリ個別の機能によるので、制限するならアプリ起動をPINで制限しておくか、インストールできないようにするくらいしかない。

 このペアレンタルコントロールの機能にはやや使いにくさがあるものの、それ以外は、プロフィールでユーザー使い分けると便利なので、積極的に使いこなしてみて欲しい。

今回の教訓(ポイント)

Fire TV Stickではプロフィール機能でパーソナライズできる
ペアレンタルコントロールはPIN入力で制限する

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村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。