自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ!

【使いこなし編】第45回

Amazon「Fire TV Stick」の「ライブ」タブで生配信番組を楽しもう

 使いこなし編では、自宅Wi-Fiの電波状況を良くする方法を解説しているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行から自宅で過ごす時間が増え、僚誌AV Watchの7月14日付記事『有料の動画配信サービス利用率はAmazonが突出。外出自粛で動画視聴大幅増』にもある通り、ネットで自由に映画や番組を楽しめるVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスが人気を集めている。

 そこで、在宅時間の増加から人気のAmazon「Fire TV Stick」を解説している。パッケージには取説が入っていないので、知らないとちょっとハマる部分もある。前半の解説で、Fire TV Stickを5GHz帯の自宅Wi-Fiに接続して動画を視聴できているはずだ。これからセットアップする人は、そちらから読みはじめてもらいたい。

 今回は、連載執筆中ちょうどタイミングよく、Fire TV Stickのホーム画面に「ライブ」タブが使えるようになるというアップデートがあったので、こちらの機能を解説してみよう。

「ライブ」タブを使うには「Fire TV Stick」をアップデートしておく

「Fire TV Stick」でアップデートされた「ライブ」タブを紹介してみよう

 ライブタブの配信は9月10日に実施されているので、Fire TV Stickを最新バージョンへアップデートしておけば、順次ユーザーの画面に配信されるようになる。ただ、配布のタイミングによっては最新版であってもライブタブが表示されていないこともあるので、焦らず待とう。

 現在ライブタブに対応しているアプリは、「ABEMA」「Hulu」「レッドブルTV」「Amazon Prime Videoチャンネル」「Twitch」。利用にはそれぞれのアプリのインストールが必須で、10月にはライブスポーツを配信する「DAZN」も対応予定だ。

Fire TV Stickに新しくライブタブが追加された
[設定]の[My Fire TV]にある[バージョン情報]から[アップデートをチェック]を表示

 ライブ配信に対応するアプリはこれまでも使えていたが、個々のアプリを起動して生放送中のチャンネルを見ると、何が放送されているか確認できるという使い方だった。これが、アップデートされたライブタブでは、現在配信中のライブチャンネルを一覧で確認できるようになったわけだ。

 アップデートは稼働していないアイドル時間に自動で行われるが、[設定]の[My Fire TV]にある[バージョン情報]で、最新の状態を確認することもできるので、一度チェックしておくといい。

[アップデートをチェック]を選ぶと、[チェックしています]と表示された後「最新版です」と表示されれば操作は不要だ
アップデートがあれば、自動的にダウンロードされる
戻るボタンで1つ戻って[再起動]を選択
[再起動]させる

[ライブ]タブに対応するライブ配信アプリをインストールしておこう

まずはライブ配信に対応する「ABEMA」などのアプリをインストールしておこう

 最新アップデートの適用後すぐにライブタブが表示されるのではなく、配信されるのを待たねばならない。実際のチャンネル表示には、ライブ配信対応アプリを登録して、設定からライブコンテンツを同期させておく必要がある。まだライブ配信アプリを起動して視聴したことがなければ、先に[アプリ]タブからインストールしておこう。

 以下は、ライブタブが表示されていなくても設定ができる。先に設定をしておくと、配信があればライブタブに反映されるようになる。

[設定]から[ライブTV]を選ぶ
[チャンネルを管理]を選ぶ
設定するインストール済みアプリを選ぶ
好みのチャンネルを選んで「ハートマーク」を付け、お気に入りにすると、そのチャンネルが優先的に表示される
戻るボタンで戻って[チャンネル提供元を同期]を選ぶ
各アプリで選択ボタンをクリックすると同期される。あとはホーム画面に戻しておこう

テレビ放送と似た感覚で、Fire TV Stickでライブ配信番組が楽しめる

ライブタブを表示させたところ

 ライブタブでは、ホーム画面と同じようなタイトルメニューリストが表示される。各チャンネルのサムネイルを選択すると、上部に表示されるコンテンツの詳細解説でライブ配信中のチャンネルの内容がプレビュー再生される。

 この状態で左右にスクロールすると、ライブ配信内容をサクサク確認できるようになる。各アプリの画面では操作方法がまちまちだが、このプレビューなら横断的にザックリと内容が把握でき、今見たいチャンネルが決めやすい。

 今後2週間分の番組表も配信されていて、登録したアプリのチャンネルをブラウズして、ここから再生もできる。なお、視聴予約の機能は用意されていない。

左上のサムネイルを選択中は、右上に内容が再生される。赤いラインはライブ配信番組の再生位置
[最近見たチャンネル]を左にスクロールすると[番組表]が選べる
番組表には「お気に入り」に登録したチャンネルから表示される
ライブタブページを最下部までスクロールすると、番組表や設定([ライブTV]の設定画面)、お気に入りへのリンクがある

 ライブタブの対応アプリは、今後も増えていくだろう。この機能をメインで使うと、地上波やBS/CSのテレビ放送と似たような感覚で、Fire TV Stickでライブ配信番組が楽しめる。

 Fire TV Stickをテレビではなく、チューナー機能のないディスプレイなどに接続して使っていると、これまでは少し物足りなかったライブ放送の視聴が、だいぶ使いやすくなった。とりあえず映像を流しておく、いわゆる“ながら見”に打って付けで、おそらくFire TV Stickをつけっぱなしにする時間が大幅に増えそうな予感だ。

 無料ニュースは、ABEMAのニュースチャンネルが、天気予報はTwitch内でウェザーニュースがライブ配信を行っている。

 有料のものでは、Huluで日テレNEWS24とBBC、CNNも閲覧できる。今後は、YouTubeなどが対応してくれたりすると、すごく便利になりそうだ。

今回の教訓(ポイント)

Fire TV Stickにライブ配信チャンネルをまとめる「ライブ」タブが付いた
映画やドラマだけでなくニュースやスポーツのライブ配信も見やすく

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村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。