自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ!

【使いこなし編】第67回

Fire TV Stickを音声で操作! 「Nature Remo」アプリとAlexaを連携

 使いこなし編では、自宅Wi-Fiの電波状況を良くする方法を解説しているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行から自宅で過ごす時間が増え、僚誌AV Watchの7月14日付記事『有料の動画配信サービス利用率はAmazonが突出。外出自粛で動画視聴大幅増』にもある通り、ネットで自由に映画や番組を楽しめるVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスが人気を集めている。

 そこで、在宅時間の増加から人気のAmazon「Fire TV Stick」を解説している。パッケージには取説が入っていないので、知らないとちょっとハマる部分もある。前半の解説で、Fire TV Stickを5GHz帯の自宅Wi-Fiに接続できている。これからセットアップする人は、そちらから読みはじめてもらいたい。

今回はスマートリモコンとAlexaを連携させる設定をしてみる。これでリモコンの音声コントロールができるようになる

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 スマートリモコン「Nature Remo mini 2」を使って、Fire TV Stickをつないだテレビを、Echoデバイスから音声でコントロールできるようにセッティングしている。前回までに、スマートリモコンを自宅Wi-Fiに接続し、テレビなどの赤外線リモコンを学習させた。

 今回は、「Nature Remo」アプリとAlexaを連携させ、ウェイクワードで音声コントロールできるように設定していこう。もちろん、この時点でAlexaアプリに何らかのEchoデバイスがセッティングされ、「アレクサ!」のウェイクワードで音声コントロールができるようになっていることが前提となる。

 この連載の読者であれば、EchoデバイスでFire TV Stickが音声コントロールできるようになっているはずなので問題はないだろう。

Nature Remoアプリの[設定]タブで、[Amazon Alexa]を選ぶ
[セットアップ]をタップして進める。この時点でAlexaアプリが使えるようになっていることが前提だ
Nature RemoとAlexaを[リンクする]をタップ。正確には、Nature RemoスキルをAlexaに登録する
おっと。ネットワークエラーが表示された
スマホのWi-Fiを5GHz帯のSSIDから2.4GHz帯のSSIDに接続を変更して再度実行してみた
今度はうまくいったようだ。[完了]で終える
前回追加したテレビのリモコンが、自動的にAlexaに接続されたことが通知される
AlexaアプリにRemo mini 2で登録した「ダイニングのテレビ」が登録された
選択して、[有効]のスイッチがオンになっていることを確認しておく
Alexaアプリで有効なスキルを確認すると、Nature Remoスキルが有効になっていることが分かる

 無事にNature RemoスキルをAlexaに登録するセッティングが完了すると、「アレクサ! テレビをつけて」でテレビの電源がオンになるはずだ。あらかじめ、テレビの外部入力をFire TV Stickが入力されているポートに切り替えておけば、そのままFire TV Stickの画面がテレビに表示され、当然音声コントロールもできる。

 ただ、ビデオやゲームコンソールなどをつなげていると、外部入力のコントロールも音声でやってみたくなるはずだ。次回は、そのあたりをもう少し使いこなしてみよう。

今回の教訓(ポイント)

Nature RemoアプリからAlexaに登録すると音声でコントロール可能に
認識トラブル時はWi-Fi接続を2.4GHz帯へ切り替える

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村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。