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【使いこなし編】第179回

チューナーレステレビ「50P63J」とブラウザー「Sleipnir TV」で、GmailやGoogleドライブを使ってみる

OSにGoogle TVを搭載するチューナーレステレビ「50P63J」で、Googleのサービスを活用してみよう

 TCLのチューナーレステレビ「50P63J」の使いこなしを、第160回から紹介している。前回は、キーボードとマウスをつなげたうえで、ウェブブラウザー「Sleipnir(スレイプニル) TV」を導入してみた。これでチューナーレステレビをPCのように操作して、ネットサーフィンができるようになった。

 今回は、この「Sleipnir TV」を使い、PCのような感覚でGoogleのサービスを使えるのか、ちょっと試してみよう。

前回までで「50P63J」にキーボードとマウスをつなぎ、Sleipnir TVを導入した

PC感覚で使うのは、さすがにちょっと難しい

 先に結論を言ってしまうと、Googleアカウントへのログインは特に問題なくできるが、GmailやGoogleドキュメントなどの重めのウェブアプリは、処理能力不足のためにちょっと難しいという感触だ。

 とはいえ、全くダメということではない。PC感覚で使おうとすると厳しいが、GoogleニュースやGoogleマップなどは使えるし、Google Keepのような比較的軽めのウェブアプリも問題なく動作する。工夫次第で、情報表示端末として活用できるだろう。

Sleipnir TVでGoogleアカウントにログインする
問題なくログインできた。検索ボックスにフォーカスすると、PCの場合と同様に急上昇ワードが表示される
設定変更も可能だ。このとおり、ダークモードに切り替えることもできる
メニューからアプリのアイコン選択もできる。ニュースを選択してみよう
Googleニュースは表示できる。大画面でニュースチェックも悪くないだろう。ただ、ページの右側がちょっと切れてしまっている
Gmailを表示してみた
Gmailを使うのはちょっと厳しいようで、しばしばこのようにエラー画面が表示される。ただし、モバイル版の表示に切り替えることで、問題なく利用できた
Googleドキュメントは重くて表示できないこともある。表示できれば編集作業も可能だが、動作はかなり重い
Googleスプレッドシートも表示できることもあるが、動作が重く、セルへの入力はほぼ無理

モバイル版ならわりと快適に使える

 以上のように、Sleipnir TVでGoogleのサービスを表示すると、初期状態でPC版のページが表示される。PCほどの処理能力がない50P63Jでは、このままだと厳しいので、設定を変更して、モバイル版を表示するようにしよう。

 Sleipnir TVのメニューを表示させ、[設定]で[ウェブブラウズ]の[表示]を開く。ここの[PC向けのサイトを表示]が[オン]になっているので、これを[オフ]に切り替えよう。すると、モバイル版を表示できるサービスでは、モバイル版が表示されるようになる。

 Gmailは、こうすることでモバイル版を利用できる。一方で、Googleドキュメントやスプレッドシートは、この設定でモバイル版を表示することはできなかった。

 モバイル版は一般に、PC版よりも表示される情報の量や使える機能が少なくなってしまうし、テレビの横長な画面では、スマホで見るのとも感覚が違うので違和感があるかもしれない。言い換えれば、シンプルで見やすいとも言えるし、使い方によっては機能的にも十分かもしれない。よく使うウェブアプリを試してみてほしい。

Sleipnir TVのメニューから[設定]を選び、[ウェブブラウズ]の[表示]を開く
[PC向けのサイトを表示]が[オン]になっているので、これを[オフ]に切り替えると、モバイル版が表示されるようになる
Gmailのモバイル版を表示したところ。上部にアプリ版へのリンクが表示されるが、残念ながらテレビ向けGmailアプリは提供されていない
INTETRNET Watchにアクセスするとスマホ版が表示されるようになる。当連載のスマホ版での表示は、こんな感じ

サービスによってはPC版でも問題ない

 ここからは、PC版のウェブサイト/サービスの表示に切り替えて、もう少しいろいろなサービスを表示させてみよう。PC版とモバイル版を切り替えても表示が変わらないサービスもあるが、どちらが便利か切り替えながら、試してみるといいだろう。

メモアプリのKeepは、PC版で問題なく利用可能
GoogleマップもPC版を問題なく利用できる。ちょっと動作は重いが
YouTubeも一応Sleipnir TVで表示できる。しかし、アプリもあるので、アプリを使った方が快適だ
Amazon.co.jpにアクセスしたところ。特に問題なく使えそうだ
Googleドライブ自体はPC版でも使えそうだ(ドキュメントを開くと、先述したように厳しい)。こちらの活用は次回詳しく紹介したい

 このようにして、PCが手元になくても、Googleのサービスがある程度活用できるのは、スマホなどとの連携を含めてけっこう便利だ。多人数で画面情報を見るようなシーンでは、適宜テレビを使って表示するといい。

 中でもKeepは、スマホやPCとデータを同期させられるうえに、共同編集もできるので、テレビでメモを表示しておき、各自のスマホから同じメモを編集して、家族会議のホワイトボードのように使うこともできる。いろいろと試してみてほしい。

 次回は、Googleドライブなどを使ってチューナーレステレビでファイルを扱ってみよう。

今回の教訓(ポイント)

Google TV搭載チューナーレステレビでは、Sleipnir TVからGoogleサービスを利用できる
ニュースやKeepをうまく活用してみよう

村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。