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Twitter、広告主自身が運用する「セルフサービス式広告」提供開始、最低金額なしの成果報酬タイプ

 Twitter Japan株式会社は17日、中小企業や個人事業主を対象としたセルフサービス式のTwitter広告を提供開始した。

 セルフサービス式のTwitter広告は、広告主自身で広告の設定や運用管理が行えるようになるもの。広告利用に関する最低金額は設けておらず、クリックや成果ごとの課金形態を採用する。決済はクレジットカードを利用する。

 これまでの広告と同様、Twitterからウェブサイトへの導入を図る「ウェブサイトカード」のほか、「おすすめユーザー」やタイムラインに表示される「プロモアカウント」など、さまざまな広告フォーマットを提供する。また、ユーザーの興味・関心、ツイート検索のキーワード、地域などから適切なユーザーにターゲティングすることができる。正月、祝日、バレンタインデーといったイベントに関心のあるユーザーへのターゲティングも可能。

 広告主は、アナリティクスの画面で広告効果をリアルタイムで確認できる。通常のツイートと広告ツイートの効果を確認できる「ツイート分析」のほか、広告ツイートやカスタムオーディエンスキャンペーンに反応したユーザーの属性情報を把握できる「オーディエンス分析」が利用可能。また、「コンバージョントラッキング」を使うことで、広告に反応したユーザーのアクションを計測して、広告のビジネス貢献度を調べることができる。

 Twitter Japanでは、約1年前からYahoo!プロモーション広告を通じたTwitter広告を提供。中小企業の広告主から、ウェブサイトのコンバージョンやクリック、アプリのインストール促進などの機能についての反響が大きかったという。これらを踏まえ、広告のキャンペーン設定や分析、予算管理を改善したとしている。

 なお、Twitter広告において電話などでのサポートを希望する場合は、これまでどおりYahoo!プロモーション広告を利用する形となる。

(山川 晶之)