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「KINGSOFT Office 2016」発売、「Microsoft Office」との互換性向上やグラフ機能を改善

 キングソフト株式会社は、総合オフィスソフト「KINGSOFT Office」シリーズの最新版「KINGSOFT Office 2016」を18日に発売した。1つのライセンスでPC(Windows 10/8.1/7/Vista)、Android、iOSで利用できる「マルチライセンス」となっている。

「KINGSOFT Office 2016」

 新たに、Microsoft Office 2007以降のファイル形式(.docx/.xlsx/.pptx)で作成した文書の読み込み、編集、保存に対応した。また、文書の一括テーマ設定が可能になり、グラフ機能をフルリニューアルするなど視覚効果が向上したという。

 表計算ソフト「Spreadsheets」では、テーブル機能、XNPV関数を追加。テキストボックス内の文字列方向の変更、セルの色、フォント色の並べ替えが可能になった。

 ワープロソフト「Writer」では、PDFファイルの閲覧に対応。Microsoft Officeで作成されたインクの読み込みや水平線の表示にも対応した。また、コンテンツコントロール機能やレイアウトオプションに「本」のレイアウトを追加。

 プレゼンテーションソフト「Presentation」では、テキストボックス内の文字列方向の変更に対応。閲覧表示、配付資料マスタ、ノートマスタ機能、スライドマスタのテーマも追加。さらに、メディアオブジェクトの再生ツール、トリミング機能にも対応。「Power Point」で設定された3Dスライド効果(ハチの巣、フライスルー)の読み込みも可能となった。

 価格(税込)は、基本的な機能を備える「KINGSOFT Office 2016 Standard」が5480円、「KINGSOFT Office 2016 Standard フォント同梱版」、「KINGSOFT Office 2016 Standard VBA対応版」がともに5980円、「KINGSOFT Office 2016 Standard VBA/フォント同梱版」が6480円、表計算、ワープロソフトのセット「KINGSOFT Office 2016 Standard Personal」が3980円、プレゼンテーションソフトのみの「KINGSOFT Office 2016 Standard Presentation」が1980円。

(磯谷 智仁)