ニュース

セキュアな接続と強固なバックアップでランサムウェア被害の早期復旧を支援するサービス、KDDIアイレットが提供開始

 KDDIアイレット株式会社は5月14日、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)を基盤とした、ランサムウェア被害からの早期復旧を支援するサービスの提供を開始した。

 今回提供を開始するのは、「リカバリーデータ構築支援サービス」「OCIリアルタイムデータバックアップサービス」「OCIマルチクラウド閉域接続サービス」の3つのサービス。これらのサービスを通じて、攻撃を防ぐだけでなく被害を最小化し、迅速に復旧する体制づくりを支援するとしている。

リカバリーデータ構築支援サービス

 ランサムウェア感染時や災害時に備え、業務の遂行に必要不可欠な基幹システムの最重要データを確実に復旧できる環境をOCI上に構築する。データ保護サービス「Oracle Database Zero Data Loss Autonomous Recovery Service」とオブジェクト・ストレージ「Oracle Object Storage」を組み合わせ、攻撃者でも削除できないバックアップと秒単位で任意の時点に戻せる「RPOほぼゼロ」の復旧(RPO:Recovery Point Objectiveは「復旧目標地点」の意味で、ほぼゼロということは攻撃を受けた直前のデータを復旧し、情報が失われないことを意味する)を実現する。

 バックアップデータは上書きや削除を物理的に禁止されており、暗号化鍵はバックアップと完全分離した論理的エアギャップで保護されている。また、バックアップの整合性を継続的に自動検証するデータ異常検知機能も搭載されている。

OCIリアルタイムデータバックアップサービス

 データ・レプリケーション(複製・同期)サービス「Oracle GoldenGate」を活用し、オンプレミスや他クラウドのデータベースをリアルタイムでOCI上に同期する。定期バックアップとは異なり常に最新状態を保持するため、データ消失のリスクを最小限に抑えられる。

 既存のデータベースに負荷をかけないダウンストリーム構成に対応する。分散バックアップをOCIへ集約し、運用負荷やコストを削減できるほか、Oracle GoldenGateマネージドサービスを活用することで、基盤運用をOCI側に委託できる。

OCIマルチクラウド閉域接続サービス

 閉域接続サービス「OCI FastConnect」による専用線接続を活用し、インターネットを経由しないセキュアなマルチクラウド環境を実現する。OCI上のすべてのサービスにアクセスでき、通信帯域が保証されるため、大量データのやり取りや業務システム間の連携もスムーズに行える。

 金融・医療・官公庁などの基準やガイドラインを満たしており、セキュリティ要件が厳しい業種であっても利用可能。