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フレッツ光は1925.9万回線、うち469万件が「光コラボ」~NTTグループ2016年3月期決算

 日本電信電話株式会社(NTT)は13日、2016年3月期(2016年度通期)決算の発表にあわせて同社グループの主な通信サービスの契約数を公表した。

固定ブロードバンド回線数の推移(NTT決算資料より画像引用)

 2016年3月期末における「フレッツ光」契約数は、前年同期比54万3000件増の1925万9000回線だった。他社に光ファイバー回線を卸売りする「光コラボレーションモデル」は、2015年2月のスタートから約1年2カ月で、全体の約4分の1にあたる469万1000件へと拡大した。なお、光コラボレーションモデルの契約内訳は新規が82万件、既存回線からの転用が360万件。光ファイバー回線のオプションとなる「ひかり電話」の契約チャネル数は1737万4000となった。

 携帯電話は7096万4000回線で、前年同期比436万8000回線の増加。映像配信サービスの「ひかりTV」は3万8000件増の305万2000契約、「フレッツ・テレビ伝送サービス」は8万7000件増の143万2000契約だった。

 一方で、固定系の電話回線サービスは減少傾向が続いている。加入電話は134万3000件減の1994万3000件。公衆電話も1万2476台減って17万1179台となった。

 2016年6月で新規加入受付終了が予告されている「フレッツ・ADSL」については、16万7000回線減の105万3000回線。「フレッツ・ISDN」は1万件減って8万5000回線となった。

【お詫びと訂正 2016/5/16 18:20】
 記事初出時、公衆電話の台数に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

誤:1247万6000台減って1億7117万9000台となった
正:1万2476台減って17万1179台となった

(森田 秀一)