ハンファ、複数の動画フォーマットに対応したネットワークカメラ


 ハンファ・ジャパンは4日、「UMAZONe(ウマゾン)」ブランドの新製品として、H.264/MPEG-4/Motion JPEGの3種類から動画フォーマットを選択できる有線LAN接続のネットワークカメラ4製品を発売した。同社Webサイトでの限定発売で、価格は1万7800円から。

 今回発売したのは、屋外設置に対応した「IP-420HD」(販売価格3万7800円)と、パン・チルト機能を搭載した「IP-1300PTH」(同2万9800円)、天井設置用のドーム型筐体採用の「IP-1300DH」(同2万6800円)、MicroSDカードスロット搭載の「IP-1300H」(同1万7800円)。いずれも10BASE-T/100BASE-TX×1ポートの有線LANインターフェイスを備え、Webブラウザー経由で撮影映像のモニタリングや本体設定が可能だ。


IP-420HDIP-1300PTH

 共通仕様としては、動画フォーマットでH.264/MPEG-4/Motion JPEGの3種類に対応。デジタルズーム機能も備える。動体検知機能やスケジュール指定による動作設定も可能なほか、任意に設定した撮影範囲や動きのレベルに応じて音声による警報やメール通知なども行なえる。

 また、音声入出力端子を備えており、内蔵マイク(IP-1300PTH/1300H)または別途外部マイク、外部スピーカーを用意して、ネットワークカメラを介した音声によるやり取りも可能。対応OSはWindows 7/Vista/XP。加えて、Windows専用ユーティティを利用することで、最大64台のマルチモニタリングなどにも対応する。

 「IP-420HD」は、粉じんや水の噴流に耐えられるという保護等級IP66に準拠した屋外設置対応の製品。カメラ部はソニー製の1/3インチCCDイメージセンサー(画素数は非公開)で、撮影解像度は最大704×480ピクセル、フレームレートは最大30fps。周囲の明るさに応じて自動発光する赤外線LEDを14個搭載し、最大25mの範囲で暗視撮影が可能だという。本体サイズは116×80×80mmで、重量は720g(スタンド除く)。

 「IP-1300PTH」「IP-1300DH」「IP-1300H」の3製品は、いずれも130万画素のCMOSイメージセンサーを搭載。撮影解像度は最大1280×1024ピクセルで、フレームレートは最大30fps。


IP-1300DHIP-1300H

 「IP-1300PTH」は、Webブラウザーから操作が可能な水平方向355度、垂直方向105度のパン・チルトが可能。また、暗所撮影時の光量不足を補う白色LEDを4個搭載する。本体サイズは108×105×105mmで、重量は260g。

 「IP-1300DH」は、天井設置用途に適するというドーム型形状の筐体を採用。本体を開けてレンズの向きを調整できる。本体サイズは134×134×110mmで、重量は380g。

 「IP-1300H」は、microSDカードスロットを搭載し、撮影した動画や画像を装着したmicroSDカードに直接保存できる。保存時のファイル形式は、動画がAVI、静止画がJPEG。また、6個の白色LEDも搭載している。本体サイズは107×85×62mmで、重量は126g。


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(村松 健至)

2010/2/4 12:56