Google、「Google Buzz」のリスト公開設定を改善


公開プロフィール上でのリスト表示に関する案内をわかりやすくした

 米Googleは11日、Webメールサービス「Gmail」で提供を開始した「Google Buzz(バズ)」に関して、利用者からの要望を踏まえて、ユーザーリストの公開設定などを改善することを明らかにした。

 「Google Buzz」は、PCに加えて、iPhoneやAndroidからコメントの投稿が可能。Googleによれば、サービス開始から2日間の投稿数は900万以上で、携帯電話からの投稿は世界中で1分あたり200以上になるという。

 一方で、「Google Buzz」の利用時に作成した公開プロフィール上で、フォローしたユーザーやフォローされたユーザーのリスト情報が意図せずに掲載されてしまう点や、公開プロフィールを作成していないユーザーからのフォローをブロックできない点について意見が寄せられているという。

 これらの意見を受けて、Googleでは「Google Buzz」の設定を11日から順次変更すると案内。具体的には、「Google Buzz」に初めて投稿する際に、公開プロフィール上で、フォローしているユーザーやフォローを受けたユーザーのリストの公開方法に関する案内の表示をわかりやすくした。

 また、ユーザーリストページから、自分をフォローしているユーザーをブロックできるリンクを設置。加えて、ユーザーリストで、公開プロフィールを作成済みのユーザーと作成してないユーザーを区分して表示するようにした。

グーグルでも「Google Buzz」利用にあたっての注意点を説明

 日本法人のグーグルでは、「Google Buzz」利用にあって、公開プロフィールや位置情報を付加した投稿に関する注意点などを公式ブログで説明している。

 公開プロフィールは名前や居住地域の入力項目が用意されており、最低でも名前を公開する必要がある。本名を公開したくない場合には任意の名前に変更できるが、登録したデータはGoogleの全サービスで共有されるため、Gmailで使用する名前も変更後の名前に自動で変更されるという。


公開プロフィールの編集画面から名前の変更が可能

 また、位置情報を付加した投稿に関しては、iPhoneでは初回アクセス時に表示される位置情報の利用に関する通知で「許可しない」を設定することで位置情報を付加しなくなる。加えて、メッセージ投稿画面からも位置情報付加の編集が可能で、現在地名の右に表示された矢印をタップして「現在地情報を非表示」を選択すると、現在地情報が非公開になる。

 一方、Android版ではGoogleマップと連携しているため、基本的に位置情報付きのメッセージが投稿される。このため、位置情報を付加したメッセージを投稿したくない場合には、Android版の投稿機能を使用しないよう呼びかけている。

 なお、誤って位置情報を付加したメッセージを投稿してしまい、削除したい場合には、PCおよびモバイル版から投稿メッセージ自体を削除できるとしている。


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(村松 健至)

2010/2/12 15:49