@nifty、「nifmail.jp形式」のWebメールサービスを9月に終了
ニフティは18日、Webメールサービス「@niftyメール」で、@nifty接続会員以外も無料で利用できる「nifmail.jp形式」のサービスについて、9月30日をもって提供を終了すると発表した。すでに新規受け付けは終了している。
「nifmail.jp形式」のWebメールサービスは、2007年6月に提供を開始。メールボックス容量は3GB、保存期間は無期限で、携帯電話からの利用にも対応していた。サービス終了に関してニフティでは、収益と運営コストのバランスに加え、市場動向などを検討した結果、今回の結論に至ったと説明している。なお、利用者数は非公表。
9月30日のサービス終了後は、Webメールへのログインができなくなる。また、全メールデータ、アドレスブック内のメールアドレス情報、Webメールの設定データがすべて削除される。加えて、「nifmail.jp形式」あてに送られたメールに関しては、エラーメールとして送信元に返送される。
なお、2009年11月18日以前からサービスにログインしていない場合、3月18日をもって上記のサービス停止手続きの措置がとられる。ニフティでは、同措置の対象ユーザーに対して、2月18日付でメールで連絡を行う。9月30日まで利用を希望する場合には、3月18日までにサービスにログインすればいいという。
また、サービス終了の告知に合わせてデータの保存方法を案内。個別にメールを保存したい場合には、サービスにログインした状態で、保存したいメールを選択。そして、右クリックで表示されるメニューから保存を選ぶとemlファイルで保存が可能。また、今回の終了告知に伴い、POPサーバーへのアクセスも可能になっており、メールソフトから受信したメールデータを取得できる。
このほか、アドレスブックや受信拒否アドレスリストはCSVファイルでエクスポートすることが可能だ。加えて、9月30日までの期間限定で受信メールの転送サービスも提供する。
なお、引き続き「@niftyメール」を利用したい場合には、@niftyの接続サービス(有料)に申し込むことでサービスを利用できる。この場合、メールアカウントは「nifmail.jp形式」から「nifty.com形式」に変更になる。
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(村松 健至)
2010/2/18 17:44
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