Facebookのパスワードリセット詐欺に注意、マカフィーが注意喚起


 マカフィーのセキュリティ解析センター「McAfee Labs」は、Facebookからの通知を装ってマルウェアをインストールさせようとする攻撃が続いているとして、ユーザーに警戒を呼びかけた。

 この攻撃は、「Facebookパスワードがリセットされたので、添付ファイルをクリックしてパスワードを再取得してください」といった英文のメールが送られてくるというもの。実際には、添付されているファイルはパスワードを盗み出すマルウェアで、マルウェアがインストールされるとFacebookのアカウントだけでなく、PC上に保存されている各種のユーザー名とパスワードが盗み出される可能性がある。

 McAfee Labsの調査による被害状況では、日本を含む全世界でFacebookを狙った詐欺が発生しており、個人ユーザーを狙うマルウェアとしては現在6番目に多い数が確認されている。

 McAfee Labsでは、Facebookは利用者にパスワードの変更を求めるメールを送信することは絶対にありあえないとして、こうしたメールを受け取った場合にはすぐに削除するよう呼びかけている。また、ウイルス対策、スパイウェア対策、ファイアウォール対策などが組み合わされたセキュリティ対策ソフトをインストールし、この種のサイバー犯罪からPCを保護することを推奨している。

Facebookのパスワードリセットを装ったメールのサンプル(McAfee Labs Blogより)

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(三柳 英樹)

2010/4/12 18:32