デジタル手描き技術の企業や研究者が「手描きコンソーシアム」発足


 デジタル手描き入力技術を用いたコンテンツやサービスの開発と普及を目的した団体「手描きコンソーシアム」が12日、発足した。

 「手描きコンソーシアム」は、デジタル手描き技術を用いた分野で新事業開発を目指す、ハード、ソフト、コンテンツ、インテグレーション、メディア、サービスの各事業者と、大学の研究者を会員として発足した。

 会員企業は、学研パブリッシング、シャープ、ゼンリン、デジタルハリウッド、日本テレビサービス、ロケーション、ウィルコム、ブイキューブ、グローバルエンジニアリング、BOOST、スマートジャパン、イートライジャパン、ユニファイ・リサーチ(コンソーシアム事務局)。また、東京大学と早稲田大学の研究者が学術会員として参加する。

 コンソーシアムでは、スマートフォンや電子書籍端末など、デジタル機器やモバイル端末にタッチパネルが搭載されるようになる中で、タッチパネル上でデジタル手描き技術を用いたコンテンツやサービスが普及していくことを見越し、専門家が結集する中核の場所とコミュニティの提供、技術情報の収集・発信、会員交流、アライアンス活動、新事業創造の支援などを行う。今後、サービスの市場浸透に合わせ、1年後には30~50社の会員への拡大を目指すとしている。


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(三柳 英樹)

2010/4/19 16:24