Windows 2000 Server用パッチ「MS10-025」再リリースへ


 米Microsoftは21日、4月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)として公開した「MS10-025」の配布を一時中止すると発表した。

 「MS10-025」は、Windows 2000 Serverのみに影響のある修正パッチ。Windows Media Serverを実行しているWindows 2000 Serverに特別なパケットが送信された場合、リモートでコードが実行される危険があり、脆弱性の重要度は4段階で最も高い“緊急”となっている。

 Microsoft Security Response Centerのブログでは、公開した修正パッチが潜在的な脆弱性に対して有効でないことが判明したため、修正パッチの配布を一時中止することにしたと説明。来週(4月18日以降)には、新たな修正パッチを再リリースする予定だとしている。

 また、現時点ではこの脆弱性に対する攻撃は確認されておらず、ユーザーに対しては脆弱性を緩和または回避する方法を確認するとともに、修正パッチを再リリースするまでの間はファイアウォールの利用を検討してほしいとしている。


関連情報

(三柳 英樹)

2010/4/22 11:49