Googleマップに「Earth View」追加、地図の中で「Google Earth」


 米Googleは26日、「Googleマップ」の新機能として「Earth View」を発表した。プラグインをインストールすることで、地図や衛星画像に加え、「Google Earth」による風景を見られるようにするものだ。


「Googleマップ」の「Earth View」

 Earth ViewをGoogleマップで利用するには、Google Earthプラグインのインストールが必要だ。最初にEarth Viewを利用するときに、プロンプト画面からインストールできる。

 対応しているOSは、Windows 7/Vista/XP/2000とMac OS X 10.4以降。Windowsの対応ブラウザーはInternet Explorer 7以降(32ビット版)、Firefox 2.0以降、Google Chrome 1.0以降、Flock 1.0以降。Macの対応ブラウザーはSafari 3.1以降、Firefox 3.0以降、Google Chrome 1.0以降。

 Google Earthプラグインでは、Google Earth APIとブラウザーのプラグイン機構を利用しており、Google Earthのスタンドアローンアプリケーションと同じような使用感をGoogleマップ内で味わうことができる。

 ズームイン/ズームアウトやチルト機能は、Google Earthとほぼ同じユーザーインターフェイスで使用できる。また、シフトキーを押しながらマウスを動かすことによって、画面の傾きを変えることができる。

 Googleマップの地図で該当個所を表示してからEarth Viewに切り替え、3Dによる風景を確認し、その場でリンクを作成して知人と共有するといった使用方法も可能になる。

 GoogleではEarth View公開に伴い、Googleマップの左欄に、Earth Viewで体験できる興味深い場所36カ所を列挙した。これには、パリのエッフェル塔、米国のゴールデンゲートブリッジやロッキー山脈、ローマのコロッセウムなどが含まれており、気軽に興味深い場所を楽しむことができるようになっている。


「Earth View」で表示したローマのコロッセウム

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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/4/27 12:12