マイクロソフト、5月の月例パッチは“緊急”2件


 マイクロソフトは7日、5月12日に公開を予定している月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の事前情報を公開した。公開を予定している修正パッチは、Windows関連1件、Officeおよび開発ツール関連1件の合計2件。脆弱性の最大深刻度は、2件とも4段階で最も高い“緊急”となっている。

 Windows関連の修正パッチは、Windows 7/Vista/XP/2000およびWindows Server 2008 R2/2008/2003と、現在マイクロソフトがサポートしている全OSに影響がある。脆弱性の最大深刻度は、Windows Vista/XP/2000およびWindows Server 2008/2003が“緊急”、Windows 7およびWindows Server 2008 R2については一段低い“重要”とされている。

 Officeおよび開発ツール関連の修正パッチは、Office 2007/2003/XP、Visual Basic for Applications、Visual Basic Applications SDKに影響がある。脆弱性の最大深刻度は、Visual Basic for ApplicationsおよびVisual Basic Applications SDKが“緊急”、Office 2007/2003/XPが“重要”となっている。

 マイクロソフトでは、SharePointに関するセキュリティアドバイザリを4月30日に公開しているが、米Microsoft Security Response Centerの公式ブログによると、今回の月例パッチではこの件に関する修正パッチは含まれないという。


関連情報

(三柳 英樹)

2010/5/7 11:46