HTCが特許侵害でAppleを反訴、iPhone/iPad/iPodの販売差し止めを要求


 台湾HTC Corporationは12日、米AppleがHTCの5件の特許を侵害したとして、米国国際貿易委員会(USITC)に訴状を提出したと発表した。

 HTCの発表文では、それら5件の特許の具体的な内容については述べていない。同社はこの提訴により、米国におけるiPhone/iPad/iPodの輸入および販売の差し止めを求めている。

 Appleは今年3月、HTCに対して特許侵害訴訟を起こしている。この訴訟でAppleは、HTCが20件のiPhone関連特許を侵害したと主張している。従って今回のHTCの提訴はこれに対する反訴というかたちになる。ただし、Appleがデラウェア州連邦地裁とUSITC双方に訴状を提出したのに対して、今のところHTCが訴状を提出したのはUSITCのみだ。

 今回の提訴について、HTCの米国地域担当バイスプレジデントであるJason Mackenzie氏は「2002年の元祖Windows Mobile Pocket PC Phone Editionと、2008年の世界初のAndroidスマートフォンのイノベーターとして、HTCは、この業界がコンシューマーに対して最良の、そして可能な限り入手しやすい携帯体験を提供するためにも、健全な競争とイノベーションによって営まれるべきだと信じている」とコメントしている。

 なお、Appleは、フィンランドのNokiaとの間でもiPhone/iPadに関わる特許侵害訴訟で、双方を互いに提訴している状況にある。

 HTCはこれまで数多くのAndroidスマートフォンを開発・販売するだけでなく、Googleの委託を受けて「Nexus One」スマートフォンを開発・製造したことでも知られるなど、Googleとの関係も密接な企業だ。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/5/13 11:34