「Hotmail」が今夏リニューアル、SkyDriveやWeb版Officeとの連携も
Hotmail新バージョンの画面イメージ |
米Microsoftは17日、無料Webメールサービス「Windows Live Hotmail」の新バージョンを今夏に提供開始することを、Windows Live公式ブログで明らかにした。
新バージョンのHotmailでは、受信トレイを整理するための機能を強化。ログイン時に最初に表示される画面には「連絡先からのメール」「SNSの友人からのメール」が重要項目として表示されるようになり、受信トレイにもメールを「未読メール」「連絡先からのメール」「SNSの友人からのメール」といった条件で分類して表示するためのボタンが設けられた。
さらに、受信トレイにはメールを整理するための「Sweep」ボタンが設けられ、指定したメールに対して移動や削除などの処理を簡単に行えるようにした。HotmailにGmailやYahoo!メールなどのアカウントを登録することで、これらのアカウントに対しても同様の機能が利用できるという。
「連絡先からのメール」「SNSの友人からのメール」などで分類 | 「Sweep」ボタンで不要なメールの処理を簡単に |
添付ファイルへの対応強化としては、添付された写真などをHotmailのウィンドウ内で閲覧するための「Hotmail Active View」と呼ぶ機能を追加。写真については、メールウィンドウ内で複数の写真をスライドショーとして見ることができ、FlickrやSmugMugなど写真共有サイトへのリンクでも同様に動作する。また、オンラインストレージサービス「Windows Live SkyDrive」と連携し、1通のメールにつき最大200枚、1枚につき最大50MBの写真を送信できるようにする。写真は自動的にオンラインアルバムに変換され、メールを受け取ったユーザーはスライドショーから必要な写真だけをダウンロードできる。
Office文書についてもSkyDriveとの連携により同様に、1通のメールに最大200文書(1文書につき最大50MB)までの添付が可能となる。受信したOffice文書は、オンライン版Officeの「Office Web Apps」との連携により、Officeがインストールされていない環境でも文書を開くことができる。
また、ActiveSyncによりメールやカレンダー、連絡先、タスクなどを同期する機能を備えるほか、携帯電話のWebブラウザーからアクセスできるモバイル版のHotmailも用意するとしている。
写真はスライドショー形式での閲覧や一括ダウンロードに対応 | Web版のOfficeでOffice文書の添付ファイルにも対応 |
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(三柳 英樹)
2010/5/18 20:19
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