日大の学内PCから著作権侵害行為、ファイル交換ソフトで


 日本大学は24日、大学のネットワーク環境につながった学内のPCでファイル交換ソフトを利用し、著作権を侵害する行為が見られたとして、学生および教職員に対して注意を呼びかけた。外部の著作権保護団体から、日本大学で著作権侵害行為があったことを指摘されたという。

 日本大学は24日付で、「著作権侵害行為について」と題した告知文を発表。その中では、ファイル交換ソフトを使って他人の著作物(音楽、映画、プログラム等)をコピーしたり、送受信することは著作権侵害行為であり、多額の賠償請求や刑事罰を科せられることがあるとして、注意喚起している。

 日本大学では4月27日、同大学職員が自宅のパソコンでファイル交換ソフト「Share」を使ってウイルスに感染し、業務情報がインターネット上に流出したことを発表していた。日本大学の広報部によれば、今回の告知文の内容は、4月に発表した業務情報流出とは別件だとしている。


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(増田 覚)

2010/5/25 16:10