米Google、iPhoneアプリのGoogle広告締め出しに反発
米Googleが買収したモバイル広告企業AdMobは9日、米AppleがiOS4発表に伴い変更した開発者向け契約の規約に反対していることを公式ブログで明らかにした。
AdMobによると、7日に改訂された新開発向け規約では、文言通りに適用するならば、iPhoneアプリ開発者がAdMobとGoogleの広告配信サービスを利用できなくなるとしている。
AdMobでは、この広告に関連した規約は、Googleのような企業をターゲットにしていると述べると同時に、「この変更は、何万もの開発者を支援してきた売上げを減少させるか、あるいは完全に消滅させようとしている」とする。そして「広告は、膨大な数の無料、低コストアプリに資金を提供しているため、これらの規約は消費者にとっても改悪となる」と指摘した。
AdMobでは、「競争こそが最良の結果をもたらす」ことは歴史から明らかだとし、多くのiPhoneアプリ開発者をAdMobの広告が支援してきた実績を振り返りながら、Appleにこの懸念と規約の与える影響について話し合いを持つ意向であることを表明している。
関連情報
(青木 大我 taiga@scientist.com)
2010/6/10 11:26
-ページの先頭へ-