フリービットが「月額課金制」家電ビジネスに参入、第1弾はWebカムコーダー


ServersMan Scooop HD

 フリービット株式会社と、子会社の株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)およびエグゼモード株式会社は11日、継続課金型の家電ビジネスに参入すると発表した。

 第1弾として、2009年9月発売の「ServersMan Scooop by EXEMODE」の後継機にあたる「ServersMan Scooop HD」を、月額500円(税別、12回払い)の「デジタル家電ワンコインシリーズ」として販売する。製品の予約受付は6月18日に開始し、発送予定は7月下旬。支払いが終了する1年後には製品はユーザーのものとなる。

 「ServersMan Scooop HD」は、720pのHD映像を記録できるWebビデオカメラ。本体内蔵のUSB端子をPCに接続すると、フリービットのサーバーソフト「ServersMan mini」が起動し、撮影したファイルをそのままインターネットに公開できる。また、iPadなどの端末への動画や画像の送信や、YouTubeなどのビデオ共有サイトへの投稿なども簡単に行える。本体サイズは約57×99×17.3mm(幅×高さ×厚さ)。重量は約68g(充電池除く)。

 フリービットグループでは、デジタル家電の販売を従来の売り切りモデルから継続課金モデルに対応することで、新しいユビキタス家電のビジネスモデルを提唱すると説明。エグゼモードのハードウェア開発と流通ノウハウ、DTIの会員管理や課金のノウハウ、フリービットのソフトウェア開発と全体統括により、利用者にシンプルで使い勝手の良いサービスを提供するとしている。


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(三柳 英樹)

2010/6/11 18:11