総務省、ICTの利活用を阻む制度・規制についてパブコメ


 総務省は16日、ICT(情報通信技術)の利活用を阻む制度・規制などについてパブリックコメントの募集を開始した。期間は8月20日まで。

 総務省では、2015年ごろをめどに全世帯でブロードバンドサービスを利用できるようにする「光の道」構想の実現に向けた検討を進めている。しかし、医療・教育・行政などの分野でブロードバンドを活用したサービスやアプリケーションが提供されるようになるには、既存の制度や規制がネックだという。

 これに対して、6月に閣議決定された「新成長戦略」などでは、ICTの利活用を阻む制度・規制などの徹底的な洗い出しを行い、それらの抜本的な見直しを図るため、「情報通信利活用促進一括化法(仮称)」を検討することが掲げられた。

 これを受けて総務省では、今後見直しへ向けた検討が必要な既存の制度・規制などについて広く意見を求めることにした。


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(永沢 茂)

2010/7/16 17:34