Panda Security、個人向けセキュリティソフトの2011年版を発売


最上位製品の「Panda Global Protection 2011」

 スペインPanda Securityの日本法人であるPS Japan株式会社は28日、個人向け総合セキュリティソフトの2011年版製品である「Panda Internet Security 2011」を発売した。同社オンラインストアでのダウンロード販売となり、ライセンス期間1年間の1台用が6095円、3台用が8195円など。Windows 7/Vista/XPに対応する。

 ウイルス対策機能としては、定義ファイルや振る舞い分析による検知のほか、世界のPanda Securityユーザーでデータを共有し、新種・未知の脅威に対応する同社のクラウド技術「Collective Intelligence」も導入している。

 2011年版からの新機能としては、自宅などのPCに外出先からアクセスできる「リモートPCアクセス」、家庭内のPCのセキュリティステータスを確認できる「ホームネットワークマネージャー」、ゲームなどのフルスクリーン表示を中断させない「マルチメディア/ゲームモード」、パスワード入力時などに使える「バーチャルキーボード」がある。

 このほか、パーソナルファイアウォール、USBデバイスからの感染保護機能、スパム対策、ペアレンタルコントロール、2GBのオンラインバックアップストレージなどの機能を備える。

 また、PCへの負荷を軽減しており、特にWindows 7においてパフォーマンスを改善しているという。

 さらに、バーチャルブラウザー(サンドボックス機能)の「Pandaセーフブラウザ」も別アプリケーションとしてバンドルしている。これをインストールすると、デスクトップ仮想環境のSun VirtualBoxと、その上で動作するLinuxベースのウェブブラウザーがインストールされる。Pandaセーフブラウザを利用することで、基本的なウェブブラウジングを安全な環境で行えるとしている。

 Panda 2011シリーズとしてはこのほか、ウイルス対策などの機能のみに絞った「Panda Antivirus Pro 2011」(1台用1年版4095円など)、「Panda Internet Security 2011」からリモートPCアクセス機能およびオンラインバックアップ機能を省いた「Panda Internet Security for Netbooks」(1台用1年版5095円など)、「Panda Internet Security 2011」にPC最適化機能を追加した「Panda Global Protection 2011」(1台用1年版7195円など)がラインナップされている。

 「Panda Global Protection 2011」では、ファイル暗号化機能とデータ消去機能が新たに搭載された。

 PS Japanのサイトでは、30日間の無料トライアル版を提供予定だ。なお、日本におけるパッケージ版の店頭販売は予定していないという。


関連情報


(永沢 茂)

2010/7/28 18:41