公衆電源サービス「無料なら利用したい」が8割、有料では4割以下


 株式会社アイシェアは3日、公衆電源サービスに関する意識調査の結果を発表した。「無料なら利用したい」という回答が8割に達したが、有料の場合には利用意向は4割以下にとどまった。

 調査は、アイシェアの無料メール転送サービス「CLUB BBQ」の会員をパネルとして、7月13日~16日に実施。有効回答数は460人。男女比は男性56.6%、女性43.5%。年代は20代30.4%、30代30.7%、40代38.9%。

 東京電力が4月28日から東京・日比谷で公衆電源サービスの社会実験を始め、8月31日までの期間中は携帯電話から情報登録を行うことで無料で電源を利用できる。こうした公衆電源サービスの利用意向については、無料の場合は「とても利用したい」が20.7%、「機会があったら利用したい」が60.2%で、合計80.9%が利用したいと回答した。割合としては女性(85.0%)と30代(85.1%)の利用意向が高い。

 一方、公衆電源サービスが有料であった場合には、「とても利用したい」は2.2%、「機会があったら利用したい」が35.7%で、利用意向は合計37.8%にとどまった。ただし、「外出先に電源が欲しいと思ったことがある」と回答した人に限れば、有料サービスであっても利用意向は47.0%となり、有料の場合は価格設定が普及の鍵となりそうだと分析している。


関連情報

(三柳 英樹)

2010/8/3 14:48