高速バス予約のさくら観光、不正アクセスで約17万人の顧客情報流出


 高速バス予約を手がける株式会社さくら観光は1日、同社が運営するインターネット予約サイトに韓国からの不正アクセスがあり、顧客情報の一部が流出したと発表した。クレジットカード会社からの指摘で流出が判明した。

 流出したのは、2005年10月11日から2010年6月30日までに会員登録を行った21万6509人のうち、16万9595人の氏名、住所、電話番号、サイトのログインID/パスワード、メールアドレス、銀行口座番号など。うち5万2088人は、クレジットカード情報も流出した。

 情報流出が判明した顧客には、9月1日にメールでお詫びして事実を伝えたほか、メールでの連絡が付かない顧客には郵送で告知し、9月5日までに発送完了を予定している。なお、安全性確保のため、パスワードの変更を呼びかけている。

 さくら観光ではクレジットカード情報の削除および情報流出対策を実施したほか、警察などと連携を取りながら対策を講じているという。


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(増田 覚)

2010/9/3 14:13