角川グループの電子書籍配信サービス「BOOK☆WALKER」が正式スタート
「BOOK☆WALKER」のサービスロゴ |
株式会社角川コンテンツゲートは3日正午、角川グループ各社の電子書籍やデジタルコンテンツを配信するプラットフォーム事業「BOOK☆WALKER」を正式オープンした。あわせて、iPhone/iPad向け専用アプリで閲覧できる文芸作品、新書、ライトノベル、コミック約50作品の配信がスタートしている。
iPhone/iPad向けの電子書籍閲覧用アプリ「BOOK☆WALKER」は、すでにApp Storeでの無料配信を開始。コンテンツは、同アプリ上からApple IDを利用して購入できる。また、ライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」の立ち読み版があらかじめ収録されている。
価格は作品によって異なるが、一例として、文芸分野では大沢在昌著「カルテット(1) 渋谷デッドエンド」が700円、貞本義行による漫画「新世紀エヴァンゲリオン(1)」が450円、谷川流著「涼宮ハルヒの憂鬱」は450円。この3作品については紙版よりも安い価格設定となっている。なお、1800円の「ダ・ヴィンチ・コード Special Illustrated Edition」などもラインナップされている。
今後も毎週20作品程度のペースでコンテンツを追加し、年内には約100作品を配信する。また、2011年4月にはAndroid採用製品、タブレット端末、PCなどにも対応端末を拡大させる計画で、配信作品も1000タイトル程度となる予定。
「BOOK☆WALKER」では、角川グループ以外の出版社やコンテンツプロバイダーにも参加を呼びかける方針。また、2011年7月のグランドオープンに向けて、各種の実験的取り組みを行うとしている。
電子書籍閲覧アプリ「BOOK☆WALKER」のメイン画面 | 電子書籍も直接ダウンロード購入できる |
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(森田 秀一)
2010/12/3 19:02
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