Googleが著作権侵害対策強化、数カ月かけて4項目を実施


 米Googleは2日、著作権侵害対策として今後数カ月かけて実施するという4項目の改善を発表した。

 1つ目は、権利者による削除要求を簡易化するツールを提供するとともに、対応までの時間を24時間以内に短縮する。まずは、ウェブ検索とBloggerが対象となる。一方で、削除不服の申し立てツールも改善する。

 2つ目として、検索キーワードのオートコンプリート機能において、海賊版コンテンツを検索するのに多用されるキーワードが提示されないようにする。

 3つ目はAdSence関連。Googleでは著作権を侵害しているサイトにおいてAdSenceの使用を禁止しているが、権利者と協力し、違反者を特定してAdSenceプログラムから追放する手順を改善していく。

 4つ目として、正式に許諾された合法的なプレビューコンテンツをさらに容易に検索できるようにする実験を行うとしている。


関連情報

(永沢 茂)

2010/12/3 20:17