従量制・月額制が選べるIaaS「BIGLOBEクラウドホスティング」


 NECビッグローブ株式会社(BIGLOBE)は19日、パブリック型IaaSサービス「BIGLOBEクラウドホスティング」を発表した。27日より提供する。

 同サービスは、VMwareの仮想化技術を採用し、BIGLOBEデータセンター上のシステムリソースやネットワークリソースを仮想化することで、必要な時に必要な分だけ利用可能なIaaSサービス。

 利用にあたっては、Web上からサービスを申し込み、最短5分で環境を構築。サーバーのリソース変更など直感的な操作が可能な管理画面を提供し、LinuxやWindowsといったOS別にパッケージされたベースモデルに、CPU・メモリ・ディスクなどを追加して利用できる。

 独立したセキュアなネットワーク環境を構築できるプライベートLANを標準で提供するほか、ファイアウォール・侵入検知・システム監視・負荷分散などのオプションを豊富に用意している。

 1時間単位で利用できる「従量料金」と、月額固定で利用できる「月額料金」の2種類の料金プランから選択できるのも特徴だ。

 価格は、CentOSまたはRed Hat Enterprise Linux、1vCPU、1GBメモリ、40GBディスクで20円/時か9450円/月。Windows Server 2008 R2 Standard Edition、1vCPU、2GBメモリ、40GBディスクで26円/時か1万2600円/月。Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition、1vCPU、2GBメモリ、40GBディスクで32円/時か1万4700円/月。

 BIGLOBEではこれまで、MySQLやApacheなどをあらかじめ組み込んだPaaSサービス「Webホスティング」を提供していたが、よりフレキシブルにきめ細かなクラウドサービスが求められるようになったため、BIGLOBEクラウドホスティングをリリースしたと説明。新サービスについて今後3年間で累計3000社へ導入し、関連サービスを含め、80億円の売り上げを目指すとしている。


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(川島 弘之)

2011/1/19 12:17