Evernote、日本ユーザーの要望によりAndroidの開発途上版アプリを早期公開


Evernote for Android 3開発途上版

 Evernoteは18日、共有されたノートブックをオフラインノートブックとして持ち歩ける機能を備えたAndroid版クライアント「Evernote for Android 3」の開発途上版を、日本ユーザーの要望に応えて通常より早く提供を開始した。

 Evernoteでは、東日本大震災を受けて、日本語でEvernoteを利用しているユーザー全員を1カ月間無料でプレミアム会員にアップグレードする措置を12日に開始。プレミアム会員であれば、自分が作成したノートブックを端末にダウンロードする「オフラインノートブック」が利用できるが、共有されたノートブックをローカルにダウンロードする機能はまだ実装されていなかった。

 一方、Evernoteには日本のユーザーが災害関連情報など多くの共有ノートブックが作成されており、共有ノートブックをスマートフォンでオフラインでも利用できる機能があれば、電波状況が悪い場合などでも活用できるという要望があったと説明。この機能を実装する予定だったEvernote for Android 3の開発途上版を、通常よりも早く提供することにしたという。

 開発途上版はEvernoteのサイトからダウンロードが可能。開発中のソフトウェアにはバグや不具合が含まれている可能性があり、ユーザーのアカウントに何らかの悪影響を与える場合もありえるとして、不安のあるユーザーは一般向け正式リリース版が公開されるまで使用を控えてほしいとしている。


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(三柳 英樹)

2011/3/22 12:42