東京電力、停電地域で電気料金を割り引き

　東京電力は8日、東日本大震災による停電、および3月14日から実施した計画停電の地域の顧客を対象に、電気料金の割り引きを実施すると発表した。

　一般家庭など低圧で受電している顧客、および高圧で受電し契約電力が500kW未満の顧客には、1日に1時間以上の停電が発生した場合、1日ごとに基本料金の4％を割り引きし、5月分の電気料金の請求時以降に、順次精算手続きを行う。

　例えば、従量電灯B、30アンペアの契約をしている一般家庭は、基本料金の819円から1日あたり4％（32.76円）が割り引かれることになる。

　このほか、契約電力が500kW以上の高圧および特別高圧の顧客に対しては、1回10分以上の停電が発生した場合、停電ののべ時間1時間ごとに基本料金の0.2％を割り引く。