クラウドベースの企業向け地図プラットフォーム「Google Earth Builder」発表
米Googleは20日、クラウドベースの企業向け地図プラットフォーム「Google Earth Builder」を発表した。今年第3四半期に提供を開始する予定。
Google Earth Builderは、企業が保有する地理情報データをGoogleのクラウド上にアップロードすることで、その企業の従業員や顧客などのユーザーが、「Google Earth」や「Google Maps」のおなじみのインターフェイスから利用できるようにするもの。企業の持つ各種データを独自レイヤーとして表示させたり、Googleが元から保有している基盤地図やストリートビューなどのレイヤーを利用することも可能だ。
企業が地理情報システムのための専用サーバーなどを導入しなくても済むためコストを削減できるとともに、緊急時などトラフィックが集中した際もGoogleのクラウドインフラでスケーラブルに処理できるという。また、インターネット経由でさまざまな場所、デバイスから利用できるというメリットもある。
Googleではこれまでも、企業向けの地図ソリューションとして「Google Earth Enterprise」を用意していたが、企業や行政機関などからGoogleのクラウドインフラを地理情報システムに活用したいという要望も寄せられていたという。
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(永沢 茂)
2011/4/21 19:45
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