Mac OS Xのアップデートで、偽セキュリティソフトの検知・駆除機能を提供へ


 米Appleは24日、Mac OSをターゲットにした偽セキュリティソフトへの対処・駆除方法について説明する技術文書を公開するとともに、それらを自動的に検知・駆除する機能をMac OS Xのアップデートとして近日中に提供することを明らかにした。

 問題となっているのは、「MacDefender」「MacProtector」「MacSecurity」などという名称で出回っている偽セキュリティソフト。コンピューターがウイルスに感染しているとうその警告を表示し、解決するにはセキュリティソフトを購入する必要があるとだましてクレジットカード情報を盗み取る手口だ。

 こうした偽セキュリティソフトはWindowsをターゲットにしたものがいくつも以前より出回っていたが、最近になってMac OSをターゲットにしたものが見つかったとセキュリティベンダー各社が報告していた。

 Mac OS Xのアップデートでは、MacDefenderとその亜種の検知・駆除に対応する。また、ダウンロードしてしまった際にも、それをはっきりと警告する機能も備えるとしている。


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(永沢 茂)

2011/5/25 17:14