明治~昭和初期の辰年年賀状を集めた「年賀状レトロ美術館」公開


 年賀状イラスト素材の制作・販売を手がける株式会社アイデア工房は9月30日、2012年が辰年であることにちなみ、特設サイト「年賀状レトロ美術館『辰年』特設展示」を公開した。明治から昭和初期にかけて作られた辰年年賀状167点を掲載。年賀状デザインの変遷を博物館感覚で楽しむことができる。

 アイデア工房では、年賀状コンテンツの提供を開始してから12年が経過。干支1周回を記念して、年賀状の文化的側面を伝える狙いから、今回の企画実施に至ったという。

 特設サイトでは、明治25年(1892年)、明治37年(1904年)、大正5年(1916年)、昭和3年(1928年)、昭和15年(1942年)の年賀状を展示。竜宮城、火消しの新門辰五郎をイメージさせる「め組」の意匠、将棋のコマの「竜王」など、さまざまなモチーフの辰年年賀状が解説文付きでまとめられている。

 アイデア工房では、10月中旬をめどに無料の年賀状素材サイト「エブリー年賀状」を公開する予定。また、辰年に特化したデザインを集めた「2012ふゆきデザイン年賀状(辰年)」はすでに公開済み。


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(森田 秀一)

2011/10/3 06:00