独自のリボンUIを採用した「KINGSOFT Office 2012」


 キングソフト株式会社は7日、総合オフィスソフトの最新版「KINGSOFT Office 2012 Standard」を発表した。新たに実装した独自のリボンインターフェイスと従来のユーザーインターフェイス(UI)を切り替えられるのが特徴。価格はダウンロード版が4980円、パッケージ版はUSB起動版が4980円、CD-ROM版が4780円。対応OSはWindows 7/Vista/XP。

 ワープロ、表計算、プレゼンテーションの3つのアプリケーションで構成されるオフィスソフト。Microsoft Office 2003のファイル形式(.doc、.xls、.ppt)で作成した文書の読み込み、編集、保存が行えるほか、Office 2010/2007のファイル形式(.docx、.xlsx、.pptx)の読み込みが可能。PDF出力やタブ表示、自動アップデートなどの機能も備える。

 最新版では、従来のメニュー・ツールバー形式と、新たに採用した独自のリボン形式のUIをワンクリックで切り替えられるようにした。リボン形式は、Microsoft Office 2010/2007のUIに近づけており、ファイルタブや「ホーム」「挿入」「レイアウト」「数式」「データ」などのメニュータブを設けている。

 また、キングソフトが提供する無料オンラインストレージサービス「KDrive」との連携も図り、KINGSOFT Officeで作成した文書を「ファイルタブ」から直接オンラインストレージへ保存したり、オンラインストレージからファイルを開けるようにした。

 このほか、オフィス文書を閲覧・編集できるAndroid向けアプリ「KINGSOFT Office for Android」も同日発売した。パッケージ版とダウンロード版があり、価格はどちらも2980円。7日間無料で利用できるが、試用期間後にシリアル番号を入力しないとファイルの保存機能がロックされ、閲覧専用となる。Android 2.1/2.2/2.3/3.0/3.1に対応する。

新たに実装した独自のリボンインターフェイス(上)と従来のユーザーインターフェイス

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(増田 覚)

2011/10/7 16:13