キャドセンター、津波の浸水の高さなど防災情報をAR表示するiPhoneアプリ
株式会社キャドセンターは17日、カメラで撮影した映像にリアルタイムで現在地の防災情報を合成表示するiPhoneアプリ「ARハザードスコープ」を開発したと発表した。10月19日から開催される危機管理産業展「RISCON2011」で一般公開する。
「ARハザードスコープ」は、GPS情報と連動して、iPhone内蔵カメラで撮影した実写の映像に、現在地の防災情報を合成表示するアプリ。現在地で想定される浸水の高さを実写の画面にリアルタイム合成するなど、AR(拡張現実)技術により防災情報を可視化。津波、洪水、地震など複数のハザード情報や避難所の情報を必要に応じて切り替えて表示できる。
キャドセンターでは、危機管理産業展「RISCON2011」の展示会場でARハザードマップを初公開する。会場では、東京都千代田区神保町付近のハザード情報を見ることができる。今後は、リアルタイムの防災情報や音声情報などの機能追加を予定。学術機関の研究や、自治体の減災対策、教育期間の防災避難教育などの利用シーンを想定しており、指定地域の防災情報を組み込んだiPhoneアプリをキャドセンターで制作を受ける。また、Androidについても対応予定。
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(三柳 英樹)
2011/10/18 06:00
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