スマホにロケ地の映像を配信し、現地への旅行を促す“トラベルO2O”サービス


 株式会社ベンチャーリパブリックと株式会社博報堂DYメディアパートナーズは18日、“トラベルO2O”という分野のサービスを2012年に開始すると発表した。

 O2O(Online to Offline)とは、ネット上の情報・行動(オンライン)がリアルの購買行動(オフライン)に影響を及ぼすことを示す概念。EC・小売業におけるネットとリアルの連携を表す言葉として用いられている。トラベルO2Oでは、旅行サービスでこうした連携を狙うもの。テレビドラマの舞台になった場所や映画のロケ地などに関するコンテンツをネットで提供し、興味を持った人が実際に現地に旅行するよう後押しする。

 具体的には、ロケ地の詳細情報や名場面シーンなどをスマートフォンやタブレット端末に配信するとともに、現地までの交通経路や料金、周辺の宿泊施設といった情報を提供するかたち。さらに旅先では、周辺の観光情報を閲覧できるほか、位置情報と連動してドラマの映像配信も楽しめるようにすることで、ロケ地でドラマ・映画を追体験できるとしている。

 博報堂DYメディアパートナーズは、動画コンテンツを位置情報付き映像サービスデータベースとして蓄積し、マルチデバイス向けに配信するASP「Rocket Box」を活用したサービスを開発。ベンチャーリパブリックは、旅行サイト「Travel.jp」と「Hotel.jp」が保有する航空券・ツアー・宿泊施設の情報を提供する。

サービス概念図
画面イメージ




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(永沢 茂)

2011/10/18 16:25