「iTunes Match」に対応した「iTunes 10.5.1」公開、ただし日本では未対応


 Appleは14日、コンテンツ管理ソフトの最新バージョン「iTunes 10.5.1」を公開した。Windows 7/Vista/XP(SP2以降)とMac OS X 10.5以降に対応する。

 iCloud連携のオプション機能「iTunes Match」(年額24.99ドル)に対応した。これは、CDからPCにリッピングした楽曲など、iTunes Store以外から入手した楽曲についても、手軽にiCloud経由で各端末で楽しめるようにする機能。ユーザーの楽曲ライブラリをiTunes Storeの2000万曲以上のラインナップと照合した上で、マッチングした楽曲をiTunes Store側から提供するかたちだ。リッピングしてあるデータの音質にかかわらず、DRMフリーの256kbps AACフォーマットで提供され、マッチングしなかった楽曲のみをiCloudにアップロードすればいいことになる。

 ただし、日本では現在、「iTunes in the Cloud」の同期コンテンツがアプリとブックに限られており、楽曲は対象外。iTunes Matchにも対応していない。

 このほかiTunes 10.5.1では、中間者攻撃により、任意のソフトをiTunesのアップデートに見せかけられる恐れのある脆弱性が修正されている。


関連情報


(永沢 茂)

2011/11/15 14:54