ニワンゴ、ニコニコ生放送の専用配信ソフト公開


 株式会社ニワンゴは9日、動画共有サービス「ニコニコ動画(原宿)」の「ニコニコ生放送」を配信できるソフト「Niconico Live Encoder」を公開した。専用サイトから無料でダウンロードできる。対応OSはWindows 7/Vista/XP。

 インストール後、生放送を開始する際に「外部ツール配信」を選択し、起動ボタンを押すと「Niconico Live Encoder」が起動し、設定画面が現れる。ニコニコ生放送に最適な画質があらかじめ設定されており、放送開始ボタンを押すだけで配信を行える。

 映像はウェブカメラなどPCに接続されている機器から読み込めるほか、動画ファイル(avi/flv/mp4/swf)や静止画ファイル(png/gif/bmp/jpg)を読み込んで配信することも可能だ。

 解像度の変更も可能で、画面比率が4:3の場合は最大800×600、16:9の場合は最大800×450まで設定できる。このほか、明るさやコントラスト、色合いの設定、3D回転、拡大縮小、トリミング、クロマキー合成を行えるなどビデオミキサー機能も備える。

 Niconico Live Encoderは、SplitmediaLabs社が提供する生放送配信エンジン「XSplit White Label Toolkit」をベースに開発し、ニコニコ生放送向けのインターフェイスを実現した。


関連情報

(増田 覚)

2012/2/9 19:36