ヤフー、東日本大震災のインターネット募金は総額13億7145万円


 ヤフー株式会社は12日、東日本大震災の被害救援を目的として実施していたインターネット緊急支援募金の最終的な募金額が、総額13億7145万3800円に上ったと発表した。のべ93万5213件の募金が寄せられたという。同募金は2011年3月11日に開始、2012年1月31日に受け付けを終了している。

 寄せられた募金は、2011年3月31日に日本赤十字社に3億円を寄付したのを皮切りに、4月には中央共同募金会、岩手県、宮城県、福島県にそれぞれ2億円を寄付。その後も日本赤十字社と中央共同募金に対して2回に分けて送金。2012年3月末までに、募金された全額の寄付を完了した。

 ヤフーによると、募金の内訳は、壁紙購入によるものが34万1041件、Yahoo!ポイントによるものが59万4172件だった。従来はYahoo!ポイント利用が募金件数の8割を占めていたのに対し、今回の緊急支援募金では壁紙の購入による募金が4割あった。募金を主目的にサイトを訪れ、決済する行動がより多く見られたとしている。また、新規にYahoo! JAPAN IDを取得して募金した人が従来の約17倍、50~60歳代の男性による募金が従来の約2倍あったとしている。

 なお、ヤフーのインターネット募金でのこれまでの最高額は、2010年5月20日から10月31日まで実施した宮崎県口蹄疫被害義援金の3833万9288円(9万1025件)だった。


関連情報


(永沢 茂)

2012/4/12 18:45