ロジテックの無線LANルーター「LAN-W300N/R」など3製品に脆弱性


LAN-W300N/R

 ロジテック株式会社は16日、同社の無線LANルーター3製品に脆弱性が見つかったと発表した。該当製品のユーザーにファームウェアの更新を呼び掛けている。

 対象となるのは、2009年に発売したIEEE 802.11n/b/g準拠の無線LANルーター「LAN-W300N/R」、簡易包装版の「LAN-W300N/RS」、同ルーターとUSB無線LANアダプターとのセット製品「LAN-W300N/RU2」。このうち、シリアルナンバーの末尾が「B」、ファームウェアのバージョンが「2.17」の場合が該当する。

 脆弱性が悪用された場合、設定されているPPPoEアカウントの認証IDや認証パスワードなどのISP接続情報が、攻撃者によって外部(インターネット側)から取得される可能性がある。

 ロジテックでは、シリアルナンバーやファームウェアのバージョンの確認方法を説明するとともに、ファームウェア「2.10a」への更新手順を説示している。追って、セキュリティを強化したファームウェアを5月28日に公開する予定だという。


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(永沢 茂)

2012/5/17 11:59