「Google 日本語入力」安定版がアップデート、誤読指摘機能を追加


 Googleは22日、日本語入力システム「Google日本語入力」の安定版でアップデートを実施した。誤った読み方の入力が行われた場合、正しい表記を「もしかして」の形式で指摘してくれるようになった。アップデートの適用は自動的に行われる。

誤読の訂正候補が「もしかして」の形式で表示されるようになった(公式ブログより画像転載)

 アップデート後のバージョン表記は「1.5.1109.x」。「ふいんき」と入力した場合に「→雰囲気 <もしかして:ふんいき>」と表示するなど、一般に広く知られている誤読を指摘してくれるようになった。ウェブを元に構築されている辞書についても、更新が行われた。

 また、文字を1文字だけ再変換した場合にUnicode表記に変換したり、数字変換時に“万”の位取り表記を挿入できるようになった。さらに、Windows版についてはWindows 8 Release Preview 環境での安定性が向上。Mac版では、インストーラーの挙動が一部変更された。

 今回のアップデートの内容は、先行リリースされている「Google 日本語入力」開発版の「1.5.1053.10x」および「1.5.1090.10x」での変更点にほぼ準じる。ただし、同期機能とクラウド文字認識機能については、現時点で安定版に反映されていないという。


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(森田 秀一)

2012/6/22 16:59