「宇宙の日」記念、JAXAのストリートビュー公開、種子島宇宙センターなど


 9月12日の「宇宙の日」を記念して、グーグル株式会社が同日、宇宙航空研究開発機構(JAXA) の「ストリートビュー」を公開したと発表した。種子島宇宙センター、筑波宇宙センター、相模原キャンパス、調布航空宇宙センター、地球観測センター、臼田宇宙空間観測所、内之浦空間観測所が公開されている。

 例えば、種子島宇宙センターでは、大型ロケットの発射に使われる大崎射場や、総合司令棟内のコントロールルーム、宇宙科学技術館などに入って見ることができる。また、相模原キャンパスでは、見学エリアに展示されている「はやぶさ」の原寸模型も見られる。

種子島宇宙センターの大崎射場

種子島宇宙センター総合司令棟内

相模原キャンパスの「はやぶさ」原寸模型

 このほか、東京・お台場にある日本科学未来館の内部のストリートビューも公開した。展示室内を歩き回って、地球のさまざまなデータを地球儀のように映し出す巨大な球体ディスプレイ「Geo-Cosmos」や、国際宇宙ステーションの模型などを見ることが可能だ。

 なお、日本科学未来館では10月28日から11月29日まで、ストリートビューの撮影機材が展示されるという。


日本科学未来館の「Geo-Cosmos」

 ストリートビューでは8月はじめ、米航空宇宙局(NASA)も公開しており、フロリダ州にあるケネディ宇宙センターの内部を歩き回れるようになっていた。

 JAXAやNASAなどのストリートビューは、名所などを集めた「ストリートビューギャラリー」からも閲覧可能。


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(永沢 茂)

2012/9/12 17:19