ゼンリンがPC地図ソフト新バージョン、1998年から続く「Zi」シリーズ15本目


 株式会社ゼンリンは、Windows用電子地図ソフトの新バージョン「ゼンリン電子地図帳Zi15」を12月7日に発売すると発表した。「DVD全国版」が1万4700円、旧バージョンなどのユーザーを対象にした「DVD全国版アップグレード/乗り換え専用」が1万1550円など。Windows 7/Vista/XPに加えて、最新OSのWindows 8にも対応した。

 ゼンリン電子地図帳Ziは、地図データをPCにインストールして使うタイプの地図ソフト。1998年から販売しており、今回のバージョンでシリーズ15本目という。

 地図データは、2012年4月までの市区町村合併を反映したもので、新東名高速道路(御殿場JCT~三ケ日JCT)や熊本市の政令指定都市などにも対応している。また、全国の約1/6250縮尺相当の道路地図や、1296都市の約1/1000縮尺相当の市街地図も収録した。

市街図

立体図を閲覧できる3D表示では「東京スカイツリー」や「渋谷ヒカリエ」などの新名所も収録

 ゼンリン電子地図帳Zi15は、完全インストール型のために通信環境に依存せずに地図の閲覧・編集が行えるほか、例えば売上情報などの統計データを地図上に表示する「データ展開モード」を備えているのも特徴。顧客管理や物件管理、エリアマーケティング、プレゼンテーション資料の作成などに活用できる。

「データ展開モード」の例




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(永沢 茂)

2012/11/12 06:00