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「個人発コンテンツを発掘する」ヤフーが電子書籍の出版事業に参入

 ヤフー株式会社は15日、電子書籍のコンテンツ制作・発行を開始した。政治・経済・スポーツなど各分野の専門家が記事を投稿する「Yahoo!ニュース 個人」をはじめとするYahoo! JAPANのサービスから個人発のコンテンツを発掘し、新たなコンセプトやテーマで再編成した上で電子書籍の形式で提供していく。

 第1弾として、Yahoo!ニュース 個人で執筆する経済コラムニストの小笠原誠治氏「それでもアベノミクスがダメな理由」(350円)、Yahoo! JAPANトップページの「みんなのアンテナ」で紹介している恋愛相談投稿コンテンツ「水曜恋愛劇場」(未定)、Yahoo!ブログで活動する三陸鉄道ファンのコンテンツを再編集した「今こそ見ておきたい三陸鉄道」(300円)の3冊を発行する。

 いずれも「Yahoo!ブックストア」で発売後、近日中に複数の大手オンライン書店でも取り扱う。収益は電子書籍の著者とヤフーでシェアするが、割合は非公表。今後はYahoo!ニュース 個人の書き手などを中心に、「月に数冊程度のペース」(ヤフー)で電子書籍を販売する。

(増田 覚)