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国会図書館が「れきおん」公開、「歴史的音源」の専用ウェブページ

 国立国会図書館は15日、国内で製造されたSP盤などのアーカイブである「歴史的音源」の専用ウェブページを公開した。愛称は「れきおん」。

 歴史的音源には現在、3万8730件が登録されており、国立国会図書館および全国の参加図書館など100カ所以上の施設で聴くことができるほか、741件についてはインターネットでも公開されている。

 れきおんのページでは、歴史的音源をジャンルから探しやすくしたという。具体的には、「器楽(クラシック音楽)」「器楽(クラシック以外)」「声楽」「民謡・国民音楽(外国)」「民謡・国民音楽(日本)」「唱歌・童謡」「流行歌・歌謡曲」「劇音楽」「邦楽」「詩吟、朗詠」「落語・漫才・浪曲・講談」「歌舞伎」「近代演劇(日本)」「演劇・演芸(その他)」「演説・講演・朗読・実況」「宗教、宗教音楽」「教育・児童」「自然音・効果音」といったジャンルに分かれている。

 このほか、タイトル、作詞者、作曲者、アーティスト、アレンジャーなどキーワードからの検索や、発売年月日の範囲指定、一覧からの検索も可能。検索対象をインターネットで公開されている音源のみに限定することもできる。

 このほか、SPレコードが出された当時の時代背景や、楽曲、作詞者、作曲者などについて、テーマに沿った解説を読めるコンテンツ「音源紹介」もある。

(永沢 茂)