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Amazon.co.jp、英文の難易度別に洋書を探せるように、「Lexile指数」活用

 アマゾンジャパン株式会社は、Amazon.co.jpの「Amazon洋書ストア」において、「英語難易度別リーディングガイド」の提供を22日より開始したと発表した。MetaMetrics社が提供する「Lexile指数」によって、英文の難易度別に洋書を探せるようにしたもの。子供から大人まで自分の英語のレベルに合わせた洋書選びが可能になるとしている。アマゾンジャパンによれば、難易度別に洋書を探せる機能を導入したのは、日本の通販サイトで初めて。

英語難易度別リーディングガイド

 Lexile指数とは、英語の読解力を客観的に測定するツールとして開発された指標。英文に使われている単語数、難易度、構文の複雑さなどを総合的に数値化しており、本であればその難易度を、人であれば読む力を示すという。最も易しい文章が「0L」で、10刻みで指数が上がっていく。

 例えば、J.K.ローリングの「Harry Potter and the Sorcerer's Stone」(邦題「ハリー・ポッターと賢者の石」)は880Lで、米国の小学5年~中学3年向けのレベル。ジョン・グリシャムの「The Firm」(邦題「法律事務所」)は680Lで、小学3年~6年向けのレベル。すなわち、英文としてはハリー・ポッターのほうが難易度が上ということになる。

 Amazon洋書ストアでは、約10万タイトルについてLexile指数を付け、「0L-95L」から「1600L-」までの17段階から、あるいは米国の「1年生(-300L)」から「11・12年生(940L-1210L)」という11段階の学年別から、それぞれのレベルの本を探せるようにした。レベルごとに売れ筋の洋書も紹介する。また、Lexile指数別のサンプルテキストも掲載しており、自分のおおよその英文読解レベルを確認できる。

(永沢 茂)