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日本が音楽ソフト・配信で1位に、2012年売上が米国上回る

 国際レコード産業連盟(IFPI)は8日、2012年の世界の音楽売上を集計した「Recording Industry in Numbers 2013」を発表した。それによれば、世界49カ国を合計した売上は前年比0.2%増の164億8060万ドルに上り、1999年以来13年ぶりにプラスに転じた。

 国別の売上順位のトップは米国で44億8180万ドル。2位は日本で44億2200万ドルと僅差で続いた。このうち、音楽の二次利用に関する権利収入を除いた、音楽ソフト(オーディオ、音楽ビデオ含む)と有料音楽配信の売上合計では、日本は42億8220万ドルで1位。2位米国の41億2320万ドルを上回る結果となった。

 IFPIは、世界64カ国、1400以上のレコード会社やレコード業界団体などを会員に持つ国際組織。IFPIの日本支部には日本レコード協会が加盟している。なお、円のドル換算レートは2012年の平均レートである1ドル79.82円で計算している。

(増田 覚)