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「docomo Wi-Fi」、高速化とセキュリティ向上へ

 NTTドコモは、公衆無線LANサービス「docomo Wi-Fi」のサービス改善を実施する。通信速度の高速化と、従来よりも高いセキュリティ方式への対応が実施されるとのことで、一部のアクセスポイントで5月13日より導入され、順次拡大していく。

 これまで、docomo Wi-FiはIEEE 802.11a/b/gと呼ばれる方式に対応し、下り最大54Mbpsで通信できるようになっていたが、今回の取り組みではIEEE 802.11n(2.4GHz帯と5GHz帯)に対応し、下り最大72.2Mbpsで通信できるようになる。またセキュリティ関連では「WPA2」に対応し、従来より安全な環境で通信できるようになる。

 ドコモによれば、4月末時点で「docomo Wi-Fi」のアクセスポイントは全国12万5700カ所あるとのこと。今回の取り組みは都内の駅構内・プラットホームを中心にまずは展開していく。なお、他社ではアクセスポイント接続時の認証としてSIMカード情報を使う「EAP-SIM/EAP-AKA」という認証方式を取り入れ、スピーディに繋がる形にしているところもあるが、ドコモ広報は「まだEAP認証を導入していないが、今後、そういったものを含めて、さらなる高速化を検討していく」としている。

(関口 聖)