ニュース

キングソフト、ブルースクリーン問題で公式見解、不具合ではなく「干渉」

 キングソフト株式会社は14日、同社のセキュリティソフト「KINGSOFT Internet Security」を使用している一部環境で、Windows Update適用後にブルースクリーンになって起動できなくなる現象が発生していた件について、公式見解を発表した。

 この現象は、12日のWindows Updateで配信されたセキュリティ修正プログラム「KB2839229」を適用した環境で発生していたもの。当初はWindows XPで発生していたと報告されていたが、Windows 8/7/Vistaのそれぞれ32ビット版も含まれることが分かっているという。

 これを受けてキングソフトでは12日、この問題を解消したKINGSOFT Internet Securityの更新プログラムを提供開始。ユーザーに謝罪するとともに、復旧方法を案内していた。

 14日のキングソフトの公式見解によると、この現象の発生要因に関しては、同社セキュリティソフトのプログラム自体に不具合や問題は確認されておらず、Windows Updateプログラムによって引き起こされる「干渉」と説明。また、この問題に関してMicrosoftから連絡があり、KB2839229の配布を一時停止している事実が確認されたとしており、MicrosoftとKINGSOFT本社の間で調整を行っているとしている。

 一方、日本マイクロソフト株式会社によると、同社でもこの問題は把握しており、サポートページにおいて「既知の問題」として告知。キングソフトの案内と同様に、KB2839229を適用する前に、Kingsoft Internet Securityを最新バージョンに更新することなどを案内している。ただし、具体的な発生要因については調査中だという。また、KINGSOFT Internet Security以外のソフトとの干渉は、今のところ確認されていないとしている。

(永沢 茂)