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ATOK for Windowsの変換を最大25%高速化、パワーアップモジュール提供開始

 株式会社ジャストシステムは2日、日本語入力システム「ATOK」を最大10台のデバイスで利用できる月額制サービス「ATOK Passport」および「ATOK Passport[プレミアム]」向けに、「パワーアップモジュール[ATOK for Windows]」を同日より提供開始すると発表した。

 パワーアップモジュールにより、ATOK for Windowsの変換動作を高速化する「アクセルモード」が使用できる。ATOKがPCの性能を判定して自動で最適な設定にし、変換動作や変換候補表示など変換に伴う動作を最大25%(同社調べ)高速化するという。

 また、分かりにくいカタカナ語に対して日本語での言い換え候補を提示する「校正支援」機能も利用できる。例えば、「インキュベーション」に対して「企業支援」、「フィージビリティ」に対して「実現可能性」を提示するといった具合だ。普段ニュースなどで見聞きしていても多くの人が十分に意味を理解しているとは言いがたいカタカナ語に対して日本語での言い換え候補を提示し、読み手に分かりやすい文書を作成できるよう支援するとしている。

 ATOK Passportは、10台までのWindows/Mac/AndroidデバイスでATOKの最新プログラムを利用できる月額300円のサービス。「ATOK Syncアドバンス」機能により、各デバイスで入力環境を同期できるのも特徴。月額500円の上位版であるATOK Passport[プレミアム]では、クラウド上のATOK連携電子辞書・翻訳変換サービスも利用できる。

 ジャストシステムではATOK Passport限定で、新機能のプログラムや辞書・辞典コンテンツをいち早く提供する取り組みを行っており、今回のパワーアップモジュールはその一環だという。

(永沢 茂)